お盆にうたうわらべうた

大きなおじいさんの初盆の時だっただろうか、ばあちゃんが迎え火のオガラを焚きながらぼそぼそ歌っていたのは。
「ボンサン ボンサン コノヒミテ ゴザイヨ・・・」
歌うというか唱える感じ。
今は迎え火も送り火も「初盆だけでええがな」ということで、しない。

「鳥取のわらべ歌」(柳原書店発行 日本のわらべ歌全集)にも、盆のわらべ歌が紹介されている。

「おじいさん おばあさん」
おじいさん おばあさん この明かりで きなはれ きなはれ
おじいさん おばあさん この明かりで いなはれ いなはれ 
(仏迎えには、きなはれ、きなはれと歌い、仏送りには、いなはれ、いなはれと歌う)

珍しいのもとして、「チンカラマンダイ」と言うのも紹介されている。
チンカラ マンダイ スッカンカーン
16日の夕刻、仏送りに、田のあぜ道や川の畔で麦わらの束に火を付けて振り、太鼓や鉦を叩いて歌うらしい。(中山町での採譜)
実際には、見たことも聞いたこともないけれど、何だか不思議とその光景が目に浮かぶ。
浴衣を着た子どもらが、大人に手を引かれてたんぼのあぜを歩き歌う姿が。
チンカラ マンダイ スッカンカーン
チンカラ マンダイ スッカンカーン

KUさんのブログに、盆には縁側に仏さんの足洗用桶(水を入れて)を置くというのがあったけれど、こういう風習は一度止めてしまうとそれっきりになってしまうから、なるべく続けたいね。
「メンダナコトハ ヤメリャ エガナ」と、ばあちゃんはしきりに言うけれど、ちっとも面倒じゃないのにね。
「迎え火の歌、うたってみて」とせがんでみるが「ワッシェタワ」・・・とつれないばあちゃんから、ひとつでもふたつでも、引き継げるものを引き継いでおかなきゃね、とつくづく思う。
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by coco-an | 2011-08-15 08:33 | 庵主ひとりごと | Trackback | Comments(4)
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Commented by サンデーKU at 2011-08-16 12:42 x
あまりこだわるもんでないけど、風習ってただの形式だけでなく、心だったり意味が含まれていたりすることもあるんだから、できることは受け継いだ方が・・・という感じです。
第一、メンダナコトをみんなヤメテしまったら味気ないしーぃ。
Commented by coco-an at 2011-08-16 22:06
KUさんへ
ばあちゃんに足洗い桶の話しをしたら「ああ、昔はそげなをすうおたな。玄関に白砂を敷いて、その先に桶に水入れて置いてな〜。砂になんぞ跡がついたをみて、仏さんが戻らさんしたで!って言うおたが・・・。」ってね。
それなら足洗い桶で足を洗った仏さん、濡れた足は拭かなくて良いのかな〜。
Commented by wkikyoko at 2011-08-17 07:23
そういえば13・14・15日の夜を実家で過ごすことがないので迎え火の風習が残っているのか、どうなんでしょう?私のとこの迎え火は海岸でしてました。男の子は手作りの松明を、女の子はほおずき提灯を手に海に向かって明かりを振りながら、じいちゃんやばあちゃんやご先祖の霊を呼んでました。歌ってことはないけど、海に向かって「じいちゃんもきやれー、ばあちゃんもきやれー、〇〇ちゃんもきやれー」と語尾を伸ばしながら大きな声で呼んでましたね。14日は特に何もなく、15日が夕べのお墓参りとお墓での花火と、夜の海への精霊流し。16日は地獄の窯が空いてるので海で泳いじゃいけないと言われてました。
Commented by coco-an at 2011-08-17 08:06
あそびっこさんへ
こちらの迎え火、送り火は各家庭でするのです。仏さんに我が家が分かるように、ね。
16日は地獄のカマが開く・・・、そりゃこわいですね。お盆を過ぎるとクラゲが出るということで、海水浴はしないもの、そういう習わしでした。