「ノーテレビデー」は誰のため?

ノーテレビデーの旗を振り続けておりますが、運動としての広がりは今ひとつですね。
ノーテレビデーというネーミングにも問題あるかもね。
「ノーテレビデー」=「子どもにテレビを見せない日」という風に理解されてしまいがち。
え〜っ、そうじゃないの?って驚いている方があるかも知れないのでちょっとおさらいしておきましょうね。

ノーテレビデーとは、テレビ(あらゆる電子映像メディアを含む)を悪者にして「見せない日」をつくることではなく、「テレビを消す」ことによって、子どもをはじめ、家族皆がそれぞれの時間を取り戻し、主体的に生活することによって生まれる家族間での「発見・気づき」を大切にすることを目指す運動です。

「子どもに見せない」ということではなく、親であれば親自身が「メディアを使わずに過ごして見る」ことでもあるし、メディアに触れなくとも(触れないからこそ)生き生きと過ごせる自分を見つける努力をする日、という考え方をしていただけると嬉しいです。

ケータイ・スマートフォンなど、いつでも便利な道具を所持して過ごす大人にこそ、「ノーテレビデー」で一日メディアに触れないで過ごす体験をして欲しいですし、子どもたちには遊び方や時間の過ごし方のバリエーションを増やして欲しいですね。
テレビやゲーム、ネットがなければ楽しくない、というような時間の使い方しか知らない子どもをこれ以上増やしたくないと私自身は願っています。

「個性を大切に」という言葉と裏腹に、美的センスも価値観も幼い頃からメディアによって画一化されてさえいるように感じる我が国です。(つくる側だけでなく受け手の側の問題でもありますが)
あえて「テレビを消す・メディアと距離を置く」という時間をつくらないと、自分が本当に美しいと思うもの、素敵だと感じるもの、大切だと思うこと・・・つまり感性を育てることができませんよ、と言いたいのです。

ノーテレビデーが、お子さまの通う幼稚園・保育園・小学校で実施されているのでしたら、次回からは「ご自分のために」取り組んでみてはいかがでしょう。
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by coco-an | 2012-06-18 08:57 | 庵主ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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