盆送り

送り団子を供えてわが家のお盆の行事は終わりました。

今年は雨のお盆でした。
90歳のばあちゃん、「雨が降うけん、墓はまいらでもええだねか」と連日つぶやく。
寺から墓地まで少々歩く必要があるため、私たちを気遣ってのこと。
「大降りになったらお寺だけにするから」と言い残し、雨のやみ間の墓参り。
花の水を換え、線香を立て、灯籠に火を灯し手を合わせる。

必ず蚊に刺されることを除けば、墓参りは嫌じゃない。
寺から墓地まで並んで歩く短い時間に家族と交わす何気ない会話。
知らない人とも挨拶を交わしながらすれ違うこと。
知り合いに出会い短い挨拶を交わし、連れのお子さんの成長に驚くことも。
身体に染みつく線香のにおいさえ好ましく思えるこの頃。

「盆さんも終わったな、やれやれ・・・」ばあちゃんの夏の仕事が終わった。
今年、ばあちゃんのこしらえたナスの馬、妙に足が短くて外に広がっていたのが気になったが。
なるほどなあ〜、乗り降りしやすいこと間違いなし。
来年の馬はさらに足が短くなるかも。

仏さんごとは面倒なことが多いように思いがちだが、ひとつ一つに意味があり大変興味深い。
そして何より、たとえ最低限のことでもやり終えると気持ちがよい。

♪ぼんさま ぼんさま この火のあかりで おかえりよ
 秋の彼岸に またきておくれ ぼたもちついて あげるから♪




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by coco-an | 2014-08-16 09:49 | 庵主ひとりごと | Trackback | Comments(2)
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Commented by wkikyoko at 2014-08-16 09:55
お盆の行事は地域ごとにそれぞれ特色があり、
でもどこも気持ちは同じかなと思いながら過ごした数日でした。
Commented by coco-an at 2014-08-16 10:08
あそびっこさん、ナスやキュウリの馬なども同じでしたね。

手を合わせる先に、親しい人が増えていきますから、以前にも増して心を込めるようになったのかも知れません。