この冬はじめての本格的な積雪。
どうやら今日は一日、降り続きそうです。

雪が降ると、子どもの頃を思い出す。
雪は遊び相手でもあったけど、時に全く様子を変えて襲いかかることもあり、大好きだけど恐ろしい、特別な存在だったからでしょうか。
お空の上からはかなげに舞い降りてきたかと思うと、じゃんじゃんどかどかと落ちてきたり、手のひらで受けるとすぐにしずくになってしまうのに、みるみる積もって何もかも真っ白に覆い隠してしまう様はまるで魔法のよう。
刻々と姿を変え、人々を翻弄し、やがて消えてしまう。

雪の記憶には必ず大人の姿がともにあって、例えば・・・
雪の積もった朝、町内のおじさんが大きな長靴で足跡をつけながら通学路の先頭を歩いてくれたこと。
子どもたちはその後を一列に並んで学校まで歩いた。
帰り道、猛吹雪に遭い、一歩も先へ進めなくなって通り道のお宅で雨宿りならぬ「雪宿り」させてもらったこと。
ストーブの上で手袋を乾かしてもらい、その温かくなった手袋に手を入れた瞬間のぬくもり。

雪の中を、だまって歩き続けながら、子どもの私は何を考えていただろう。
じんじんする手足の感覚。
長靴に雪が入らないようにそっとあるくけれど、長靴より深く積もった新雪の上を歩いているのだから必ず雪が入ってしまう。
その雪が長靴の中で溶けて、いつも足はぬれてしまうんだ。
そして帰るとき、ぬれた長靴はとても冷たい。
そうした感覚は今も鮮明に思い出すことが出来る。

登下校の思い出は、私にとってこの上ない財産になり、これからも私を励まし続けるだろう。
小学校が遠かったからこその豊かな体験、ありがとう。



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by coco-an | 2017-01-23 09:14 | 庵主ひとりごと | Trackback | Comments(0)

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