カテゴリ:NPO人として( 29 )

子育てにスマホは「あり?なし?」

夕方、テレビをつけて一休み。
NHKの情報番組「スマホ、あり?なし?」の街頭インタビューをぼんやり見る。
「電車の中でぐずる子どもにスマホを使うのは、あり?なし?」とか
「夜の寝かしつけにスマホ使用は、あり?なし?」といった質問に町の人が答えるという企画。

スマホ利用派、そうでない派、いろいろ意見はあるようだったけど、私が気になったのは寝かしつけの利用についての質問に子育て世代の男性が「絵本を読むのの現代版なのかな」と「スマホ利用あり!」の札を上げたこと。
ああ、やはり・・・と思った。
絵本とスマホ(動画や読み聞かせアプリ)には、受け手の子どもにとって大いなる違いがあるのだが、それに気づいていない大人が多いんだね。
ただし、答えた男性は「寝る前に画面を見るのは良くないって聞いた」という隣の女性の意見にハッとしてスマホ「あり」から、「なし」にすぐさま変更したんだけどね。

絵本とスマホ(映像メディア)、その決定的な違いとは?
絵本は、大人がページをめくったり、声に出して読んでやらなきゃいけないってこと。
子どもは大人の声や表情を通じて絵本を楽しむ。
ページを行ったり戻ったり、そのお子さん、読む大人のペースで楽しむことができる。
一方、スマホはどうかな?
作り手の意図、ペースで一方的に情報が流される。
しかも、どこの、だれか分からない人の声でね。

そもそも小さなお子さんは、絵本そのものを楽しむという以前に、大人に関わってもらうことを楽しむのでしょう?
「絵本」というモノを使って、大人と子どもがふれあい、楽しい時間を過ごす。
それが読み聞かせの素晴らしさ、子どもに絵本を、という意味だと私は思う。
そう考えると、寝る前の「読み聞かせ」を絵本からスマホに、などありえない。

先日、実際に子育てにメディアがどのくらい利用されているのか気になってネット検索してみたの。
寝かしつけ動画、泣き止ませ動画なるものがい〜っぱいあった。
そのダウンロード数たるや、こちら↓など1700万回!

びっくりだ。

とは言え、私も初めての子育ての時、これがあったら使ったいたかなあ・・・。
子育て中の人たちの気持ちは十分理解できる。
なれど、赤ん坊と一緒に泣きながら、「どうして泣き止んでくれないの〜」というあの時期を、どうにかこうにか乗り越えて、親にしてもらったなあと思うから、便利なモノに頼らずに、赤ちゃんと向き合い続けて欲しいと願う。
試行錯誤の果てに、泣き止ませ方を身につけていくのだからなあ。

スマホになど頼らなくてもゆったり子育てできる世の中にしていくには、どうしたらいいかしら?。







[PR]
by coco-an | 2017-12-14 11:39 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

メディア講座の課題

このところメディアの講座でお出かけ多し。
d0131255_07525766.jpg
鳥取での講座では、控え室にと案内された館長室でこんな方がお出迎え〜。
(しっぽに包帯巻いてもらっていました)
この日はブックスタート研修会(ボランティア向け)にお招き頂きました。
ブックスタートのボランティアをされる皆さんは私などより子どものことをよく理解されている方たちばかり。
読み聞かせを長いこと続けている方や教育現場で働いてきた方など、人生の大先輩の皆さん。
若い人もちらほらおられて、とてもとても熱心な皆さまだということは、お話を聞いてくださるその視線、姿勢からビシビシ伝わってきます。
講座の後半にはグループワークもあって、自分たちに何ができるかといった具体的な提案や各自の抱負などを発表しあう有意義な研修会となりました。
こうした会では、参加された皆さんに共感してもらっていること(私の話の内容について)が、その表情、雰囲気から感じられ、私も大いに勇気付けられます。

ところが、肝心の保護者向け講座などでは、終始「腑に落ちない」という顔つきの方や盛んに首をかしげる方などいらっしゃり、どうしてもその方たちが気になってしまいます。
どの会場でも、1、2名そういった表情の方があるのです。
最近の若い方たちはどちらかというと無表情な方が増えていて、表情を読み取れない方も多いのですが、先ほどの気になる反応の方は、男性である確率が高いです。
実際に研修後のアンケートなど拝見しますと、はっきりと「不満」と書かれていたりします。
むむむ・・・。
(小さく衝撃を受けています。小さくても深〜く染み込んでくる衝撃です。)

振り返ると、これまでの講座の参加者は、ほとんどが母親でした。
「夫にも聞かせたい」
「パパがいつもゲームばかりしていて困る」
・・・など、母親の不満の声もよく耳にしました。
母親たちが共感し、理解を深めることで家庭内でのメディア環境作りにつながる、という視点で話をしてきましたから、もしかすると父親(男性)には理解しがたい話になっていたのでしょうか?

男性と女性では話の理解の仕方が違うのだということは知っていましたが、ならば男性(父親)が共感できる伝え方って?一体どうしたらいいのかしら・・・。
データを明確に示すこと?

お父さんたちを頷かせるメディア講座、そこに本気で取り組んでみようかなあ〜。
求む、男子からのアドバイス。



[PR]
by coco-an | 2017-11-17 08:30 | NPO人として | Trackback | Comments(2)

講演会のお知らせ

イベント目白押しで、食傷気味な感じかしら?
特に真面目なお話ともなると、どんなに素晴らしい講師さんであっても参加者募集は四苦八苦。
d0131255_18152823.jpg
私が勝手ながら「乳幼児とメディア」についてお話できるようになったのは何を隠そうこのお方のおかげ・・・。
ノーテレビデーを国内で初めて実施指導(保育園で)された先生です。
福岡まで行かないと、なかなか聞くことのできない山田先生のお話が松江で聞けるなんて、ラッキー!!

NPOの仲間、しまねこどもセンターが主催。
お電話でも、メールでもお申し込み可能。
さあ、行きましょう〜。

[PR]
by coco-an | 2017-11-06 18:22 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

悩みつつ、進む。

NPOとして「特別なケアーを必要とするお子さんたちのための事業」に取り組んでいます。
特別なケアー・・・って?
経済的な理由や、複雑な家庭環境などによりご家族で舞台を楽しむという経験のないお子さん。
病気療養中であったり、ご家族に障害を持つ方があったりして、それを望めない状況にあるおこさん。
そのほか様々な理由で、生の舞台に触れる機会を失っているお子さんたちがあるとしたら、そういったお子さんたちにその機会をプレゼントしたい。
その思いから生まれた「子どもの笑顔発見プロジェクト」
d0131255_08564552.jpg
本来、こうした取り組みは福祉を専門とするる方々の分野なのかもしれません。
けれども2013年、小児科病棟での「ホットアートプレゼント」の実施協力が私たちの意識を大きく変えました。
ここにも「アートスタート」の機会を待ち望んでいる子どもたちがいるって知ったんです。
どんな状況にあっても、それが生死に関わるような辛い時でさえ、子どもたちは楽しい瞬間を求め、そして笑顔になれる。
入院中の子どもたちが教えてくれました。
「全ての子どもたちが望む時、望む場所で望む人たちとアートに触れられる」
私たちが掲げるミッションのひとつですが、
「全ての子どもたち」その中にいったいどれだけ「特別な配慮の必要な子ども」がいたのだろうと、気づかされたのは言うまでもありません。

今回、「ひとり親世帯の親子に贈る」と表現したのは、特別なケアーの必要なお子さんの割合が高いという判断からですが、実際はそうでない方も多くいらっしゃって、違和感、或いは不快な印象を与えたかもしれません。
そもそも、対象となる皆さんが求めていることではない、もっと生活そのものを支えるものにこそ助けが必要だということも理解しているつもりです。

・・・とまあ、困難は予測していましたが、いやはや、やはり苦戦しております。
おおっぴらに宣伝することも憚られ、かといって個別に案内することは個人情報保護の観点から無理。
協力して下さる方々の地道な声かけにすがるより他ない状況。

開催まで10日。
何ができるのか、何をすればいいのか、
悩みつつも、前進あるのみです。




[PR]
by coco-an | 2017-10-30 08:34 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

アートスタートの秋

今月は、クラルテさんの公演に始まり、たくたく堂さんの公演、一息ついて劇団むうさんの公演・・・と、ここまで14ステージが無事終了。
毎年最も忙しいアートスタート月間もいよいよ終盤に差し掛かりました。
来月には、くわえパペットステージさんとひぽぽたあむがダブルで公演予定ゆえ、あなたはあちら、私はこちらと手分けしてのサポート体制。
体調管理して元気で乗り切らねばなりません。
d0131255_16181457.jpg
昨日、今日は劇団むうさんの「こぎつねコンとこだぬきポン」の公演に同行。
何度観ても「面白い〜」。
原作はこちら⬇️

お芝居を見た後に、絵本を読むのも良いよねえ。

いろんな場所で、いろんな子どもたちと生の舞台を楽しむ日々は、体力的にはきつい(舞台の仕込みや撤収、搬入搬出のお手伝いなど力仕事ゆえ)が、それ以上に嬉しいことがいっぱいある。
何より嬉しいのは、子どもたちが身体中で物語の世界に浸っている様子、まっすぐな瞳、心配したり喜んだり、見終わった後の高揚した笑顔・・・に出会えること。

きっと劇団の皆さんもそうだろうな。
あの瞳を見てしまったら、もう後戻りできないよねえ。

アートスタートの普及に取り組むNPO こども未来ネットワーク、鳥取県の子どもたちのためにこれからも頑張りま〜す。



[PR]
by coco-an | 2017-10-29 16:44 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

嬉し恥ずかし

子どもとメディアに関する私見をまとめたブックレットが完成しました。
他人様に買って頂ける代物かどうか・・・実のところ恐ろしくてならない私です。
d0131255_08522878.jpg
独りよがりの、押しつけがましい文章になってしまったんじゃないかと、納品日が近づいてからずっと重苦しい気持ちに囚われていたのですが、こうして目の前に届いてしまうと、覚悟を決めるほかありません。
一人でも多くの皆さんに手にとってもらい、目を通して頂いて、ご意見を頂戴できれば本望です。
共感して下さる方もあるでしょうし、「え?どうなの」って反論する方もあるはず。
このブックレットを介して、子どもを取り巻くメディア環境についてさまざまな意見が飛び交うことを期待しています。

今後、ブックレットはNPO法人こども未来ネットワークにて受付販売致します。
定価は1000円、ご希望の方はおしらせ下さい。
もちろんここあんにも置いておきます。


[PR]
by coco-an | 2017-07-22 09:48 | NPO人として | Trackback | Comments(2)

ママ、笑って

先日のこと。
総合病院の小児科(外来)で目にした光景が頭から離れない。
定期検査などで通っている子どもたちなのだろう、赤ちゃんから高校生くらいまで、さまざまな年代の子どもが親に付き添われて診察を待っていた。
待ち時間は長い。
結果的に、スマホ、タブレット、携帯ゲーム機などで時間をつぶすしか無いのだろう。
色々な親子がいる。
子どもの様子を見守りつつ共に画面を見る親もあるけれど、それは少数派。
子どもに自分のスマホを手渡して自由にさせているお母さんが多いことに改めて驚く。
そしてそれ以上に私を驚かせたのは、親たちの疲れた様子だ。
スマホを操作する子どもを見守る余裕など無い様子で眠る親。
中には子どもを残し少し離れた場所に移動して眠る親もある。
特に疲れた母親が目につく。
なんだか、言葉に出来ない感情に襲われる。
切なくてむなしくて・・・ああ、やるせないって感じかな。
お母さんから「笑顔」がなくなることが、子どもの「諦め」や「絶望」につながらなきゃいいけど・・・。
子どもたちはきっと「ママ、笑って!」って思っているんじゃないかしら。

NPOの事業に、ホッとアートプレゼントというのがある。
病気療養中の子どもたちに楽しいひとときをプレゼントするため、クラウンなどのパフォーマーを小児病棟に派遣する事業。
お隣の島根県では、この事業の一環で、ママたちを支援しようという動きもあるようだ。
ネイルアートやハンドマッサージなどでしばし疲れを癒やしてもらったら、お疲れモードをリフレッシュし笑顔が生まれるのかな?

子どもが病気でなくても、疲れをため込んでいる親は多いのかも知れない。
無表情な親たちの様子に、「スマホを消して子どもと向き合って」と言うだけでは解決できない問題にどう立ち向かっていけば良いのかを改めて考えさせられた。






[PR]
by coco-an | 2017-06-27 07:57 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

ブックレット作成中

来月発売予定のブックレット、初稿があがってきました。
d0131255_10312998.jpg
タイトルは「はじめましてのこひざちゃん」
実はこれ、NPOこども未来ネットワークの事業として2014年に妊婦さん向け講座のタイトルとして使用したもの。
「おひざちゃん、こひざちゃん」を知っている人にしか分からない「?」(意味不明)のタイトル。
NPOの若手理事によるゆる〜い感じのタイトルとデザインが気に入っていて,ブックレットに使わせてもらうことにしました。

さあて、と。
ここから・・・チェック,チェック、チェックの日々(苦手)で〜す。

[PR]
by coco-an | 2017-06-15 10:43 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

ホッとアートプレゼント

色々あって、ドタバタ続きのわたくし。
今日はどこへも行かないんだから、と密かにお隠りの心境。

訳あって、二日連続で小児科病棟へ
そこは、ホッとアートプレゼントで人形劇やクラウンの訪問をしていた場所。
小さな人がたくさんいて、治療を続けながら生活しています。
小さな人にはみな、お母さんが付き添っています。
お見舞いに来た兄弟や家族と、エレベーターのところでお別れする姿が切ない。
みんな大きな声でやんちゃを言ったりは、しないです。
しょちゅうどこかの部屋のナースコールが鳴っていて、モニターのアラーム音が響き渡る、日々平穏な生活を送る私たちにとっては異空間のようだけど、ここも、子どもの育つ場所なんだですね。

こういう場所で、日々つらい治療と寂しい思いを、嫌と言うほど体験している子どもたちに、心から笑顔になれる時間をつくってあげられたらなあ・・・。
ホッとアートプレゼントという事業の必要性をひしひしと感じます。
昨年は財源不足で断念しましたが、「今年こそは」、改めて誓います。


[PR]
by coco-an | 2017-05-28 09:09 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

共同募金「選べる助成金」は今日まで

鳥取県共同募金会を通じ、寄付者が寄付先団体を選べる募金、本日最終日。
ここあんの他、境港・米子地域では、次の皆さまにご協力を得て募金箱設置させていただきました。
 cafeマルマスさん
 モダンコーヒーさん
 もののけ本舗さん
 喫茶クロさん
 ブティック セヴーさん
 地域交流会わっしょい山陰さん
 境港親と子どもの劇場さん
 米子こども劇場さん
 もりさやさん
d0131255_08273145.jpg
ここあんにて回収した募金の集計、振込を行いました。
昨日の時点での回収金額合計 30976円

ご協力頂いたみなさん、ありがとうございました。
こども未来ネットワークの一員として、心よりお礼申し上げます。
振込用紙が使えるのも本日までです。

[PR]
by coco-an | 2017-03-31 08:33 | NPO人として | Trackback | Comments(0)

ここあん(子己庵)開設情報・日々のあれこれ


by coco-an
プロフィールを見る