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私と仕事

自分の思う通りに生きてきたとは思うけど、これまで「対価を得る仕事」には縁がなく、「主婦」という肩書きに半ば縛られて暮らしてきたことを今更だけど思い知る。
暮らしの中での優先順位は、稼ぎのある夫が最優先、次に育ちゆく子どもの都合を優先し、時間をやりくりしながら自身のやりたいことを「させてもらっている」という意識で過ごしてきた。
子どもの手が離れ、ようやく自分に投資するチャンス到来!と「ここあん」を開いた。
そうこうしているうちに親も歳をとり、同居の姑にも手を取られることが増えてきた。
息子たちが次々に結婚、そして出産し、私はおばあちゃんになった。
おばあちゃんも結構忙しく、姑には益々手がかかる。
本当なら、もっと家にいて家族の世話をすれば良いのだろうが、今、私を縛る「主婦」という肩書きはずいぶん小さくなった。

昨年始めた「おもちゃ屋」は、今まで持つことのなかった「社会人としての人格」を私にもたらした。
まだまだおぼつかない経営状況だから、果たして生きているうちに赤字解消がなされるかどうかさえ分からぬけれど、「私の仕事」と胸を張れるものがあるのはなんと素晴らしいことだろう。
これまで、NPOの仕事をほぼ無償で続けてきた私は、どんなに働いても世の中的には「無職」のおばさんだったわけだが、開業届けを出し、青色申告をし、晴れて「自営業」の看板を手に入れた。
面倒臭がらずにここあんを開いたときに開業届けを出せばよかった、と今になって悔いている。

実際、私の生活(忙しさ)は何も変わっていない。
変わったのは、私の意識だ。
留守するときの食事の準備を万全に整えて出かけたのが以前の私。
今は最低限のことしかしない。
夫に「適当に食べたいものを買ってきてお婆さんと二人、食べてください」など、以前なら頼むことすら考えつかなかっただろうが、今なら「お願いね」と言えてしまう。
掃除や片付けが追いつかないのもヘイッチャラ〜。
以前なら、隙間時間で頑張って掃除機ブイブイやっていたのだけど、「私にも仕事がある」と胸を張って出かけちゃう。

さあ、そうは言っても手のかかる家族は増える一方。
長老様の食事、病院、日常の手助け・・・。
可愛い孫が来るとなると、何をおいても張り切らねばならず・・・。
頼りの夫がこのところ腰痛で頼りにならず、「介護?」の日々・・・。
おもちゃの勉強会や新作フェアーへの参加は叶わない。

「仕事」か「家庭」か、私の中の優先度があっち行ったり、こっち行ったり、相変わらずの狭ぎあい。

ここあんで過ごすこれからの10年。
人生終盤を見据え、新しいことに挑戦できるのは今しかないぞと思うこの頃。



by coco-an | 2018-11-09 08:40 | 庵主ひとりごと | Trackback | Comments(0)
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